1952-03-03 第13回国会 衆議院 水産委員会 第16号
私は真珠事業法案の理想としては、完全なる事業の統制とは申しませんが、ある程度の調整を加えて、対外的に真珠そのものの価値の向上、数量の調節をなし、世界的貴金属と相並んで、たとえばダイヤモンド政策のごとき政策をもつて臨みたいと存ずるのでありますが、何としても母貝の増産と真珠そのものの品質の向上、品種別の数量の調整、輸出検査の励行、真珠養殖の研究の徹底がおもなる目的であります。
私は真珠事業法案の理想としては、完全なる事業の統制とは申しませんが、ある程度の調整を加えて、対外的に真珠そのものの価値の向上、数量の調節をなし、世界的貴金属と相並んで、たとえばダイヤモンド政策のごとき政策をもつて臨みたいと存ずるのでありますが、何としても母貝の増産と真珠そのものの品質の向上、品種別の数量の調整、輸出検査の励行、真珠養殖の研究の徹底がおもなる目的であります。
それに端を発しましてこの真珠事業法案というものの要綱というものが先ず三重県に参りまして、当時新聞に拝見いたしまして、我が県の長官青木さんもここに見られますが、真珠養殖事業法という名前はその当時はございませんけれども、かような法律によりまして三重県に真珠研究所ができるということを新聞で発表されまして、ははあ、如何にもこういうものが将来できて来るのだなということを私承知いたしました。
先ず順序といたしまして、真珠事業法案に対しまして賛成いたしまするところを総括的に申述べさして頂きたいと存じます。
当時私どもがこの真珠界における二つの問題、一つは価格安定の問題、それから真珠の生産地の中心地である英虞湾において研究所を設けたというふうな意図の下に、いろいろと御相談を業者のかたといたして参つたのでありますが、その一つの現われがこの真珠事業法案となつて参つたのであります。真珠事業法案の内容につきましては、私自身知事といたしましては全然関与をいたしておりません。
○石原(圓)委員 かねてから私の担当する水産行政充実に関する小委員会におきまして、わが国重要産業である真珠養殖事業について、立法措置を講ずるようになつていたのでありますが、この基本方針により、真珠事業法案の決定を見ましたので、ただいま関係筋に了解を得るよう手続中であります。近い機会にこれが了解を得られる運びになると考えますので、一応御報告を申し上げておきます。